深夜徘徊女子きさだ

負女子は続くよどこまでも。ほぼドキュメンタリー。ときどきフィクション。

負女子は続くよどこまでも

本を読む、映画を見る、そのきっかけは人それぞれ。

場合に応じて様々だけれど、その中の一つに

「こんなにヒドいのって世の中でわたしぐらいじゃないかな」

「ここまでの駄目人間は俺以外にいないはず」と

落ち込んでしまったとき があると思う。

 

そんなとき、何気なくとった本や映画の内容に

励まされる、ハッとさせられる、安心させてもらったこと、

たくさんあるような気がしている。

 

主人公の女がどうしようもなくクソなやつで、

なんだ私以上にヒドい女もいるんじゃん!とちょっとだけ希望がもてる。

 

登場人物の男の中にものすごく不出来な男がいて、

そいつが吐き気がするぐらいに仕事ができない。

そうか、俺より仕事できないやつなんて、まだまだ山ほどいそうかもと思える。

 

落ち込んだ時や苦しいとき、どうしても視野が狭くなる、

気持ちの器が小さくなる、どうしたらいいか考えられなくなる。

そんなとき、おんなじような人が他にもいるということ、

自分よりもっとヤバい人がいるということを知ったら

なんとなく心が少し軽くなる。

たとえそれがフィクションの世界のキャラクターでしかなかったとしても。

実在する人物ではなかったとしても。

 

「たいした失敗じゃなかったかも??」と思えたなら、

きちんと反省して、また前向きに頑張れる。

失敗しても凹まずにただひたすらに邁進できる人ばかりではないこのご時世に。

また前に進めるようになるならば、名も知らぬヒトサマのことを

一瞬だけ下に見て自信を取り戻してもいいと思う。

一瞬だけぐらいなら許せ神様。罰はあたらないはず。

 

元気で頑張っている人は素敵。

そんな人たちが、ちょっと躓いてしまわれたときに。

「コイツよりはまだましだわ、大丈夫大丈夫、また明日からがんばろう」

と思えるような、悲惨な黒歴史を楽しくおかしくこのブログに記していきます。

ほぼドキュメンタリー、ときどきフィクション。

 

浮き世に浮いた、ショジョ26歳。

漢字で書くと仰々しいのでカタカナに逃げるセコさ。

この年まで、意図せずに守り抜けてしまったこのお守り。

捨てると祟りにあいそうなので、

然るべきしきたりにて、然るべき手段で処理するのが夢。

年始の神社で「まとめて焼いてあげるよ!」と宣う

神物ゴミ箱にお守りを投げ入れるときみたいに。